重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

先週の反省 8/6 その1 小倉記念篇

 早朝のスタートで1アンダーは彼なら最低限の仕事。午後スタートの今日スコアを伸ばせば、本当に見えてきますよ…メジャー制覇が。当方も土曜までに回顧を終わらせて決勝ラウンドに備えようと思います。

 

小倉記念

Lap・馬場振り返り

12.3-10.8-11.3-12.3-11.6-11.5-11.9-11.9-11.8-12.2=1:57.6

 前半3F34.4というのは、500m弱が直線で構成される小倉10F戦…こと、このレースに限って言えば標準的なもの。で、一瞬だけ緩んで、向正面…残り6F辺りからペースが速くなるのもデフォルトに近いケースなのだが、それがやや速めに映った程度。例年と違うのは、向正面からもほぼ一団でレースが進んだこと…どの馬もしっかりと負荷の掛かるレースになったといえる。スタミナをも問われる持続力勝負だったと言えるだろう。

 

注目していた馬

 前走は進路切り替えのロスがあっての6着。更に52キロにデムーロが乗ってきたと必勝態勢がミエミエだったタツゴウゲキ。ただ流石にそれがバレバレで前日2番人気では手が出せず。で、デムーロ落馬からの鞍上スイッチで4番人気で勝ち切んかい…ストロングタイタンは怪しいと思っていただけに、それ以外の馬だけでも買っておくべきだったという反省だけが残るレースだった。

 

各馬振り返り

 タツゴウゲキ:上手く番手の内目。ペースが速い中でも内目で無駄に動かず、直線は最内を突いて、先に抜けた2着馬を内から掬った。前段で書いたとおり、ココ目標の一本勝負だったということ。また流れ的にも力が出せる範疇のものだったと言える。逆に言えば、それでいてこの着差とも取れるわけで、これ以上を求めるのは酷。とりあえず次はどこに出てこようと狙い目は下がる。

 サンマルティン3~4角で外目を進出し、一旦は抜け出したのだが内目から勝ち馬に併され僅かに遅れを取ってしまった。しっかりとLapを刻んだ3~4角で捲り切る立ち回りから見ても、メンバー中、最も強い競馬をしたのは間違いない。もう少し速い上がりでも対応できるだけに新潟記念も普通に有力。

 フェルメッツァ:この流れにおける上がり限界は使ってのもので力は出せている。小回りで厳し目の流れの重賞なら今後も注目。距離が伸びるのも悪くないはず。

 ベルーフ自身の中で小倉記念のLapが最もあっている馬。他はしっかり上がりのかかる条件なら買えるだけに、その時待ちということで。

 カフジプリンス:距離不足丸出しの追走も、追えばそれなりに伸びていた。サマー2000でどこを使うかと聞かれれば、間違いなくココと答えるだけに、この結果で評価を変える必要もないだろう。

 ストロングタイタン:そもそも厳しすぎる流れは向かない馬…なので小倉10Fは向いても、このレースは向かないのは明白。とは言え、速すぎるのもプラスではないだけに、新潟記念に出るようでもメンバー次第としておきたい。

 バンドワゴン:前走控えて力が出せなかったとみての作戦だったのかもしれないが、そもそもココではやや力不足ということだろう。

 

 

 散々書きましたが、この厳しい流れをこなせる馬が、秋に飛躍を遂げるのかと言われれば、そうではありません。サマー2000を目指さずにココで一息入れて、秋に仕切り直しとかの馬がいれば別なんですが、あくまで次の新潟記念へ向けての出し入れ(ペース適性面で)という観点で見ておいたほうが良いですね。






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先々週の反省 7/29 その2 クイーンS篇

 Twitterにもほんの少し上げてますが、日本にいる間に瞬間的に北の大地にワープしておりました。札幌が好きで帰国の度に行ってるんですが、基本ススキノ近辺から出ないという遊びをやっておりますww その辺の話は主旨から外れるのでさておいて、開幕日に現地突撃した写真でも張り付けておきます。そしてヘッダの画像も現地のもいわテラスから撮ったレース画像(しょせんiPhoneですが)を加工したものに変えてみました。

(´-`).。oO(よく見ると内に空馬が…)

 

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( ´ー`)。о(リニューアル後は初めてだったりします。基本ネットで買えさえすればドコでもいいんでね。という訳で、日曜はWINS札幌のエクセルフロアで撃沈した次第です)

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( ´ー`)。о(開催日限定1100杯のみの販売のマリモヒート。ふと昼前に買いに行ったら、なんとラスト1杯でしたよ。そして売ってたお嬢さん方、カワユス)

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( ´ー`)。о(こちらも久々もつ煮丼。男は黙って白ご飯の上にかけるべし派です。前に来た時は、もっとネギだくだったような気もするのですが…聞けば今はもう開催日にしか販売していないようです。年間12日間だけ食べられる貴重な一杯…)

 

クイーンS

Lap・馬場振り返り

12.2-11.2-11.8-11.6-11.5-11.9-12.1-11.5-11.9=1:45.7

 確かに中盤の速さはこのレースの過去になかったものであり、想定出来なかったかもしれないが、終わってみれば前4Fと後4Fの差はコンマ6秒。それを演出した勝ち馬の鞍上を褒めるべきなのか、ペース判断を間違えた追う側を攻めるべきなのかはさておき、決して激流というわけではなかった。結果的に後ろの馬たちははじめからノーチャンスのレースとなってしまった。また馬場的にも開幕週で内枠有利が顕著にでており、それも外の差し馬が不発に終わった要因の一つであるといえるだろう。

 

注目していた馬

 想定では上がり4Fくらいの勝負になるのではと言う事で、コーナーでの機動性も高いパールコードが3連複の軸としては最適なのではないかという見立て。ただ相手のG1馬2頭はどちらも消せないという判断で、トータルの馬券的には妙味なしと言う事で、実際はかなり控えめな購入での観戦となった。

 

各馬振り返り

 アエロリット:他の行きたい馬たちが押す中で、馬なりで先頭に。離し逃げとなったがしっかりと制御はされており、この馬のペースで走ったということだろう。直線で再加速を見せて後続を封じ込める辺り、このメンバーではトータルベースで格上であることを見せつける走りだった。懸念された距離面も、今回のようにコントロール出来るのであれば問題ないが、少なくとも今回作ったペースは秋華賞のそれに直結するものではない事は覚えておきたい。

 トーセンビクトリー離された先行集団…それを前に見る位置取りでの競馬。4角での挙動が強引だったが(結果、騎乗停止に)ラストはやや外目から伸びてきた。後続としてはこの馬の適性内である4F勝負となっていたし、馬場の良い内目を通れたこともプラスだった。特に大きな加点をする必要はない。

 クインズミラーグロ:出負けも巻き返して中団のイン。各馬が外目を仕掛けた3~4角でも内目をキープし、最終的には2着馬の後ろから伸びてきた。今回も流れ的には悪くなかったし、戦歴が示すとおり2~3着量産の安定感を今回も見せてくれたことになる。まぁそれ以上書くことがないということなのだが。

 クロコスミア:勝ち馬が速く行けずに控える形。その分3~4角で自ら動くことになり、結果、術中にハマってしまった形に…控えても競馬は出来るものの、やはり理想はハナ。ペース適性の範囲は広く、条件問わずハナに行けるケースなら狙ってみたい。

 テルナミノル:終始外々を回らされながらの掲示板は立派。前走の自己条件のように上がりに寄りすぎる流れは向いていないが、そうでなければ準OPは楽に通過できる。重賞でも条件次第では引き続き積極的に拾ってみたい。

 アドマイヤリード:流れ、枠ともに向かずで参考外。見直し可能だが、好走条件を選ぶ馬であることは忘れずに。

 マキシマムドパリ:結局、このペースになってしまうと前半で位置取りを悪くしてしまう…やはりもう少し距離があったほうが良い。エリザベス女王杯までに存分に人気を落としておいて頂ければそれで問題ないのだが。

 パールコード好位を狙う競馬も終始外々を回らされる事に…折り合い的にも微妙で。ちょっとこの次は買いにくくなってしまった。

 

 

 勝ち馬は距離を克服した以上、このメンバーで完勝するのは必然と言ったところかもしれませんね。後は枠、位置取りで割りを食ってしまった馬をしっかりとフォローしておけば次に繋がるのではないかと思います。 






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先々週の反省 7/29 その1 アイビスSD篇

 久々の更新ですね。以前からそうですが、日本にいる時には著しく更新頻度が落ちます。中国からベトナムにやってきて、日本に帰る頻度が更に少なくなった最近では、その傾向に拍車がかかったようでして…という訳で、ここから当分戻る予定のない今から半年くらいは真面目に更新する…はずです。ちなみに日本でJRAの馬券を4日間買いましたが、都合8,000円プラスでの終了でした。特に初めの週は北の大地でケチョンケチョンにイワされましたので、そこから振り返っておくことにします。

 

アイビスSD

Lap・馬場振り返り

11.8-10.0-10.4-10.3-11.7=54.2

 このレースのデフォルトとしては、2F目の最高速Lapを経て、3F目で少し緩み、4F目での再加速、そしてラスト1Fの落ち込みなのだが、バランス的にはデフォルト通りと言える。細かい点で言えば緩みの部分がやや少なかった分、4F目の加速もコンマ1秒にとどまり、ラストの落ち込みが際立つ結果になったといえる。勝ち馬がラストのラストで差し込めたのは、その部分の影響もあったといえるだろう。

 

注目していた馬

 予想エントリを上げていないので、上げる必要もないかもしれないが、注目していたのはアクティブミノル。坂路ラスト1Fの11.4は中々見られない数字。新潟出身鞍上で大外とあれば、買わない手はないと思っていたら2番人気て…夏競馬のオッズの厳しさを改めて痛感。

 

各馬振り返り

 ラインミーティア直線における外枠の差し馬のお手本のような騎乗。外詰まりを上手く避けながら一旦は抜け出した2着馬をゴール寸前で捕らえきった。このコースしか走らないし、ペースに関わらず自身の脚は使える馬だが、馬券になるためには今回の様にラストでLapが急激に落ちるという後押しが必要という点だけは覚えておきたい。

 フィドゥーシア:二の脚速く楽にハナ。そのまま押し切るかに思われたが、ラストのラストで脚をすくわれてしまった。ただ乗り方に非があったわけでもなく、勝ち馬を褒めるしかない。ただラストが落ち込みすぎるLapはプラスではないだけに、残りのサマースプリントに出るなら、キーンランドカップもしくはセントウルSがいいと思うのだが。

 レジーナフォルテ:こちらも条件的には揃っており、それが反映された人気になっていたが、そんな中でも力は出し切れたと思わせる内容。ただ千直だけの馬ではないし、消耗Lapにも対応できる下地はあるだけに、自己条件なら普通に好勝負可能、重賞でも立ち回りひとつで充分期待できるはず。

 アクティブミノル人気でも割としっかり目にこの馬から流したのだが…フィドゥーシアに楽に並ばれてからは、頭を上げて外ラチにぶつかりそうになるシーンもあって終戦。以前の回顧でも書いたと思うが、ハナで進められるかが大きな条件となる馬だけに、その点は少し誤算だったということだろう。力がない馬ではないのだが、好走条件は意外と狭そうで…今後も注意が必要だ。

 アースエンジェル:少しゴチャ着くシーンもありながら、後方から脚を伸ばしてきた。ラインミーティアと枠が逆ならと思わないことも無いが、この馬も直線でしか走れないだけに、特にここで特筆することもないだろう。

 ネロ:やはりかなりのスピードを求められる舞台での58キロは厳しかった。ここは参考外でよいだろうが、元々そこまで強い馬ではないし、基本的にスピードの乗りがあまり良くない馬だけに、その辺りは注意が必要。買うならセントウルS

 

 

 このコースの外枠有利は既に広く知れ渡っていますが、外枠の差し馬は常に「外詰まり」をケアしながらの騎乗となります。もちろん外ラチ沿いにいては包まれるケースが多いのですが、今回の鞍上はそれがよく分かっていたような立ち回り。さすが西田Jという感じでした。また前段でも書いたとおり、条件問わず基本加速が伴うLap構成となりますので、同じ逃げ馬でも、行くだけ行ってどれだけ粘れるか系の馬は厳しいです。覚えておきましょう。




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先週の反省 7/23 その2 函館2歳S篇

 今日から日本滞在です。このエントリが上がる頃には一足早い休暇に突入して、とある所に旅立っているはずです。というわけで、今週末のエントリは恐らく無しということになります。ご了承下さい。

 

函館2歳S

Lap・馬場振り返り

12.1-10.7-11.7-11.6-11.6-12.3=1:10.0

 →パッセがハナも、ウインジェルベーラが並ぎかけていき、ハイペースに…と思いきや、3F目には11.7と落ち込み、そこから4F、5F目で11.6を連ねて減速度合いは少なめのFinishとなった。前後半差は+1.0と一般的な6F戦とは少し違う部分の適性を求められた印象だ。馬場的には土曜の稍重スタートから回復した良馬場の施行だったが、同日未勝利が2:10.5だったことを考えると、時計的には少し物足りないと見るべきだろう。

 

気になった馬

△ パッセ(5着/5人気)

 →並ばれながらもハナをキープしたが、番手の馬に早々に交わされた後は、伸びず止まらずの強くない5着。このペースで立ち回れないようでは力的に足りなかったと見るしかないが、立ち回りの巧さは見え隠れしており、次以降も過度の期待は禁物なものの、条件次第では買ってみたい。

 

その他の馬

 カシアス:好位の外から正攻法。ゴール寸前で前を捕らえきった。前に有利な流れではあったが、この勝ちっぷりでは手放しに評価はできない。距離が伸びるのも微妙だし、次以降は苦戦と想定しておきたい。ただ7F戦のほうが良さげな印象で、京王杯辺りなら何とかなるかも。

 ウインジェルベーラ:逃げ馬をがっちりマーク。抜け出してからもしぶとく粘った。新馬戦の内容は平凡だったが、そこからはパフォーマンスを上げた形になる。また直線は尻尾を振りながらの走り…その点はまだ改善の余地はありそうで、少なくとも勝ち馬よりは先が見えそうだが。

 アリア:出負けを巻き返しての中団内目から。直線は外に出して追い上げたが勝ち馬と脚色が一緒になってしまった。追走に苦労していた感もあり、この馬もこの距離は少し忙しい印象。延長の舞台で今一度見てみたい。

 デルマキセキ:こちらもやや出負けも、スムーズに巻き返して先団。4角の捌きが今ひとつだったが、概ね力を出せたと言えるだろう。

 ナンヨープランタン:全くついて行けず。直線は伸びていたが全く惜しくない6着。新馬は更に緩いペースでそれを中団から差していることを考えると、6Fへの適性は全く無かったということだろう。ここは参考外としてよいが、そもそもスケール感のある馬でもなさそうで…

 

 

 もともと今年の函館6Fデビュー組はイマイチかなと思っていたのですが、それを裏付けるような2歳重賞の開幕となりました。ま、例年そうと言われればそうなんですがね…






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先週の反省 7/23 その1 中京記念篇

 松山は第1打(OB)で終戦となってしまいましたが、スピースの底力に唸らされた見ごたえのある全英最終日でした。出だしからスコアを落とし、普通なら13番のティーショットで終わっていたはず…去年のマスターズの12番の出来事もありましたしね…でも今年のスピースは冷静で、アンプレヤブルを宣言し、ティーグラウンドではなく練習場方向に戻っての打ち直しを選択。最低限の失点であるボギーで切り抜けました。この時点でリーダーはクーチャーに変わったのですが、ここをボギーで凌いだこと事こそが、その後の大爆発(4ホールでバーディー、イーグル、バーディー、バーディー)に繋がり、終わってみれば4日間全てアンダーでの完全優勝を成し遂げたのです。1打の安定感という意味ではイマイチかもしれませんが、何だかんだあっても、結局はうまく纏めてしまうという意味でのそれは、とても24歳とは思えない所業です。その源はパター含めたショートゲームの上手さもさることながら、素晴らしいコースマネジメントによる所が非常に大きいと思います。ショットは真似できませんが、そのあたりの考え方はアマチュアも見習える部分ではないでしょうか。

 

 ちょっと日曜に大叩きした自身への戒めを長々と書きすぎました。一時帰国の前にサクッと回顧エントリを仕上げておきます。

 

中京記念

Lap・馬場振り返り

12.4-11.1-11.2-11.6-12.1-11.3-11.3-12.2=1:33.2

 トウショウピストがやや後ろを離してのペースメイク。4F目の12.1で後続が差を詰めており、4番手以降の馬換算ではイーブンラップからのラスト我慢比べという感じで捉えておきたい。馬場的には逃げ馬受難だった土曜から一転して、日曜の芝はラスト3Rが逃げ先行馬が最内をついての勝利と非常に分かりにくい週だった。雨の影響はなかったもの使われていく中で、徐々に外が消耗し、最内ラチ沿いの1頭分の優位性が高まったということだろう。ただ力のいる馬場ではあったものの、決して時計が掛かった訳ではないことは覚えておきたい。

 

気になった馬

☆ 08 アスカビレン(4着/4人気)

 →中団やや前から流れに乗っていたが、ラストの我慢比べで踏ん張りきれず。流れ的にも問題なかっただろうし、それでラスト踏ん張れずの4着…それも前と少し離されたならば、力及ばずと見るべきか。

 

その他の馬

  ウインガニオン:逃げ馬を行かせてマイペース。結果的に自身の得意ペースに持ち込んでの完勝だった。昨年のこの時期も3連勝と暑い時期があっているのだろう。また最内の馬場的優位性もあっただけに、手放しで評価できるほどではない。現時点では評価保留だが、ペース対応力に幅のある逃げ馬だけに、少なくとも関屋記念までは追っておいたほうが良さそうだ。

 グランシルク:道中高めの位置を取った分、最後の伸びを欠いた印象だが、この日の場合、溜めていたからと言っていい結果に結びついたわけでもなさそうで、そこは考慮しないで良いだろう。力は足りるものの、勝ち切るまではプラスαの要素が必要ということ。今後も大きく成長する要素がなければ、そんなお付き合いで考えておこう。

 ブラックムーン出負けして最後方から内を突く競馬。ガラ空きだけに全くロスなく伸びてきたが及ばず。この馬らしく最後の切れにかける作戦だったのだろうが、基本的にペースが合わなかった。更に決め脚を生かせる関屋記念のほうに適性がある事には違いないが、そもそも、この手の追い込み馬は常に差し不発のリスクを考えて予想をしなければならないだけに、現状は少し人気先行型と見ておくべき。

 ダノンリバティ:出負けしたわけではないが、上手く流れに乗れない感じで後ろからの競馬。最後はこの馬の脚は使ったものの、基本的に使える脚が長くないタイプであり、後方からでは持ち味が生きない。関屋記念にも適性はあるが、前目で競馬することが条件となる。ただその傾向もバレバレではあるので、次もしっかり人気しそうで、あまり旨味はないかも。

 

 

 1番人気の連敗記録は継続したものの、終わってみれば1~5人気が掲示板を独占するという中京記念とは思えない結果になりました。そんな中でも力を出せた馬、出せなかった馬両方いるだけに、その点はしっかりと把握して次につなげていく必要がありますね。






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7/23 ちょっと気になる馬

 急遽、本日も棒を振り回すことになりましたので、早めにそして短めにお送りいたします。

 

中京11R 中京記念(G3) 芝1600m

気になる馬

▲ 08 アスカビレン

 →ヴィクトリアマイルでも少し推奨したのだが、内から乾く馬場を外目先行。更にギアアップ勝負になってしまい、持ち味が生かせずの敗戦。この着順でも悲観する必要はない。このコースなら極端に上がりに寄るレースにはならないだろうし、荒れ馬場も問題なし。ラストの我慢比べで内目から捌いて差してくるような展開になれば牡馬混合重賞でも十分勝負になるとみる。

 

 馬券はもちろん3連複メイン。相手筆頭は前目からでも競馬が出来るようになっているグランシルク、馬場の条件は好転するダノンリバティ、重賞では不得手な上がり勝負ばかりでもそれなりに結果を出せているマイネルアウラート、この辺りだが、ブラックムーンは溜めるだけ溜めての末脚勝負になりそうで、不発のシーンもありそう。3列目は手広く構えたい。ボーナスは2着まで上がれた時の馬連をこちらも少し手広く。

 

函館11R 函館2歳S(G3) 芝1200m

気になる馬

  →中央馬は最大戦歴が2の馬で比較が難しいが、初戦は楽に先行し、加速を含むLapでもかんたんに押し切った。血統的に見ても前傾のほうが合っていそうで、クラスの上がるココのほうが適正が高いのではという期待含めて買ってみたい。

 

 馬券は3連複だが、絞りにくいので思い切ってカシアスとの2頭軸で。ボーナスは思い切って単勝で。






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先週の反省 7/16 函館記念篇

  次週中頃から10日ほど日本に帰るのですが、それから戻ってくるまで、かなりグダグダのエントリが続きそうです。とりあえず先週唯一の重賞だったレースを振り返っておきます。

 

函館記念

Lap・馬場振り返り

12.5-11.1-12.0-12.4-12.6-12.3-12.1-12.2-11.8-12.2=2:01.2

 このレースのデフォルトが前傾Lapであるため、5F分割では60.6-60.6のイーブンとは言え、例年との比較でいえば気持ち遅めといったところ。ただどの馬も力を出せるLap構成だったことには違いなく、その辺りを気に留める必要はないだろう。馬場的には雨がひどくなった8R以降からは悪化の一途。速い時計への対応力や枠(内枠優勢)を予想のポイントに挙げていた方は全滅と言っていい内容だったのではないだろうか。

 

気になった馬

△ 09 スーパームーン(16着/13人気)

 →終始外々を周り、全く見せ場なし。馬場が合わなかったこともあるので参考外としてもよいのだが、ここまで負けるとは…カッコワル(私がという意です)

 

その他の馬

 ルミナスウォリアー:中団外目から積極的に押し上げると、直線早々に先頭に立ちそのまま押し切った。渋った馬場への適性もそうだが、動き出しのタイミング含めて完璧な立ち回りだった。個人的には時計勝負想定でさっさと消してしまった馬だけに、どうしようもなかったのだが、もし残りのサマー2000の舞台に出てきたとしても、早い時計の勝負になるような馬場なら積極的に嫌っていきたいところだ。

 タマモベストプレイ3角以降、ズルズルと沈んでいくかの様な手の動かし方だったが、ラストはしぶとく差し返すような脚で2着争いを制した。この馬もパワーのいる馬場、上がりの掛かる馬場になったことが幸いしたことは間違いなく、あまり再現性のない2着といえる。

 ヤマカツライデン:外から主張しペースメイク。マイネルミラノもステイインシアトル競らず、しっかりとペースを守れた事が粘りに繋がったといえる。とは言え、中央場所のG2以上では全く歯が立っていなかっただけに、そこを覆すだけのモノがあったかは微妙。

 アングライフェン:好位から上手く立ち回っていたが、最後はガス欠。こちらは逆にこの馬場と流れが災いしたクチ。良馬場の上がり勝負ならもう少しやれるはずで、残るサマー2000なら断然新潟記念向きだろう。

 ケイティプライド:この馬も上がりが速くなくなった事がプラスに転じた一頭。レースぶりも立ち回りもベストだと思ったのだが…小回りの機動力はある馬だけに、条件さえ揃えば、まだやれておかしくない。

 サトノアレス:直線までは内で、ラストは外から伸びてきていた。少し踏み遅れの感もあるし、トップスピードを求められない馬場になったのもこの馬にはマイナスだった。また鞍上の言うようにこの流れの10F戦は長い印象。狙うなら距離短縮の舞台で。

 ステイインシアトル:鳴尾記念から求められる物が180度変わった舞台だったが、ペース的に適性が無いわけではなく、一番の敗因はペースを作れなかったことだろう。後傾持続力勝負なら全然やれるだけに、新潟記念あたりに出てきても一応警戒しておきたい。

 

 

 突発的な事象で全く条件が変わってしまったレースだけに、この着順だけを見て色々判断するのは難しい…というか、鵜呑みにしてはいけないということです。また事前に買ってた私は外れるべくして外れたということですが、馬場が分かっていたとしてもタマモベストプレイは買ってないので、どのみち同じという事です、はい。






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